道徳科の内容22項目を読み直してみる 7
B 主として人との関わりに関すること
7 親切,思いやり
〔第1学年及び第2学年〕 身近にいる人に温かい心で接し,親切にすること。
〔第3学年及び第4学年〕 相手のことを思いやり,進んで親切にすること。
〔第5学年及び第6学年〕 誰に対しても思いやりの心をもち,相手の立場に立って親切にすること。
(中学校) [思いやり,感謝] 思いやりの心をもって人と接するとともに,家族などの支えや多くの人々の善意により日々の生活や現在の自分があることに感謝し,進んでそれに応え,人間愛の精神を深めること。
・親切って、「親しい」に「大切」って書くね。
・「誰に対しても」親切にできる?!私はできない気がする…
それに、ゆとりがある時はできそう。逆の時はできなさそう。
いつでも、誰にでもできたらいいのだけど。
私は小さい人間だな。
でも一方で、誰だってそんなものだとも思ってしまう。
いつでも誰にでも思いやりがもてる「聖人」みたいな人はなかなかいないのではないか。だから「聖人」という言葉があるのではないか。
・「親切」「思いやり」の具体的内容は様々。目を見て話す、から、金銭が絡むことまで。
・中学校になると「感謝」の項目と統合されるんだね。確かに、「親切」と「感謝」は表裏一体。相手への感謝、周囲への感謝があれば、それに応えたいという思いも強くなる。つまり思いやりの心をもって人と接する。そうすると、相手や周囲から感謝され、相手も応えようと思いやりで接してくる。それに対して自分も感謝を抱き、思いやりで接する。思いやりと感謝の好循環。
それによって「人間愛の精神」を深めようということか。なるほど。
それにしても、「人間愛」、この項目でこの言葉、この広くて深い言葉があったとは。
それだけこの項目は広くて深いのだろう。
「人間愛」とは何だろう。
人間自体への愛。誰に対しても向ける愛?
「性善説」的な人間観の人にはありそう。「性悪説」的な思考の人にはなさそう。
教員はもっている人が多そう。
失望や孤独、刹那の中ではもちにくいと思う。環境が大きいのかな。
やはり、家族愛が母体かなあ。
そして、改めて、「愛」とは?
無償のもの? 慈愛?
無償でないものは愛ではない?
…深い。今夜も沼だ。
そう言えば、この本、買ったけどまだ読んでない!今読むしかないな。
早く指導案書かなきゃならないんだけど。(汗)