変形労働時間制。現場は忙しくてこれすら知らない人がたくさんいる。
10月の臨時国会で
教員の変形労働時間制が法案として通される予定です。
まず知ろう。
私も署名しました。
*緊急署名にご協力下さい*
— 斉藤ひでみ/現職教員 (@kimamanigo0815) 2019年9月16日
教員を一層疲弊させる "制度改悪” が進んでいます
「一年単位の変形労働時間制」です
これにより部活顧問は命令可能、教員志望者は減り、教育は廃れます
署名とコメントをお寄せ下さい
皆さんの声を国会に届けます!
斉藤ひでみ・工藤祥子https://t.co/WfHPTUeOkt
下は、教育研究家、妹尾昌俊氏のブログから。
追記2019/09/25
さらに、もょもと @bigface1979 氏のブログには、変形労働時間制が持ち上がったこれまでの経緯がまとめられています。
今話題の変形時間労働制。一旦は文科省は否定した方針が、なぜ既定路線になったのか?そのターニングポイントの審議がいかに出鱈目な根拠か。ぜひご一読を! https://t.co/UrodDx0y4C
— もょもと (@bigface1979) 2019年9月25日
なお、こちらを読めば、何がまずいのかよく分かります。
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基本的に、教員には閑散期はないのが実感です。
閑散期と考えられているであろう「夏休み」は、研修、作業、会議が年々多くなっており、年休を消化できません。
年休消化すらできないのに、振替ができますか?
そして、
これが導入されれば保育園のお迎えは年休を取って行くことに。
それで年休が足りなくなったら給料が減ります。おかしな話です。
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追記2019/09/25
育児、介護等がある場合については、「変形労働時間制を適用しない選択もできる」かもしれないようです。
上記の妹尾昌俊氏のブログの上の方の記事からの引用
■懸念3:育児や介護をもつ教員への配慮が適切になされず、働きづらくなるおそれ
18時や19時まで勤務時間となると、通勤時間もそれなりにかかるし、19時以降までやっている保育園等も少ないし、となると、育児や介護との両立がつらくなるのは、火を見るより明らかだ。変形労働時間制を定めた労働基準法施行規則では、「育児を行う者、老人等の介護を行う者、職業訓練又は教育を受ける者その他特別の配慮を要する者については、これらの者が育児等に必要な時間を確保できるような配慮をしなければならない。」と定めている。
また、中教審答申でも、「育児や介護等の事情により以前から所定の勤務時間以上の勤務が困難な教師や,現在特段所定の勤務時間以上の勤務とはなっていない教師に対しては,こうした制度(引用者注:1年単位の変形労働時間制)を適用しない選択も確保できるように措置することが求められる」としている。
法や中教審の趣旨にのっとった運用が各地の学校でなされれば、よいかもしれないが、その保証はない。
先日、山口県でもテレビ放送されました。
「FNSドキュメンタリー大賞 「聖職のゆくえ~働き方改革元年~」
まだ途中までしか見ていませんが、
過労死の遺族の話を聞いたり、現職中学校教員の一日を追った映像を見たりしていると、
他人事ではない、と改めて感じました。
これまでの同僚も今の同僚も、去年までの私も、
多くの人がそれくらい働いている。
(今年度の私は、少し自由ですが、それでも1日11時間労働以上。)
大好きで、大切な仕事。生きがい。続けたい。だからこそ、
この仕事の問題を解決したい。