宇野弘恵先生の道徳授業観
Twitterで知った、私のお気に入りの一人は、宇野弘恵先生です。
以前から、「文体が素敵、文才がある、特に高学年の指導について的を射た具体的なことを書いておられる」と感じてフォローさせていただいていましたが、
道徳の授業について書かれていた夏のツイートに心震える思いがしたのです。
道徳授業は、自分の感性や思考が問える時間です。自分を見つめ、自分をつくることができる時間です。上っ面の決まりきった価値をなぞるのではなく、人生の根源となる何かを作るきっかけになる、そんな授業がしたいと考えています。
— 宇野弘恵 (@hihiroro1717) 2019年7月17日
人生を豊かに生きるには、本気になって自分の感性や思考を問うてみる、自分の問題意識を問うてみるそんな時間が必要ではないでしょうか。
— 宇野弘恵 (@hihiroro1717) July 17, 2019
道徳とは、唯一無二の自分の人生をいかに生きるかを考える時間であると捉えています。正しいことを知ろう、正しいことができるようになろうと教えるのではなく、「清濁併せもった自分という人間が、自分として自分の人生をいかに生きるか」を考え続けられるようにするのが道徳の時間であると思います。
— 宇野弘恵 (@hihiroro1717) July 17, 2019
以上のことは、下の先生の新著の前書きにも書かれていました。
宇野弘恵の道徳授業づくり 生き方を考える! 心に響く道徳授業 (道徳授業改革シリーズ)
- 作者: 宇野弘恵
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
こちらには内容も紹介されていますね。
・・・わかっていてもできないこと、
大人になっても多いですよね。
それに、
わかっていると言いながら本当はわかっていないこともある。
したくても、自分ではどうすることもできない時もある。
宇野先生の「清濁併せもった自分という人間」という表現が好きなんですが、
まさに人間とはそんな存在ですよね。
そんな自分が、自分の人生をどう生きるか、
今も、これからも考えていけるようにする時間。
そんな授業ができたらなと、理想、信念を新たにした夏です。
それは、「自分を大切にする時間」でもあると思います。
どの教科の授業でも、子どもたちが自分の考えをもてるようにするけれど、
道徳の授業は特に、自分の生き方を見つめるわけで、
それは、自分の生き方、自分自身を大切に思わないとできにくいことだと思うからです。
算数での「どうでもいいや」も残念だけど、
道徳で「どうでもいいや」は悲しすぎる。自分の生き方なんてどうでもいいやと言っているように聞こえる。
せめてそうならないように、
本気で向き合いたくなる教材、発問、議論にしたい。磨いていきたいと思います。
そのための具体を少しでも形に。。。
本書で学んだことを形にしたい…
まず、一人一授業公開まであと4日(汗)