多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ

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道徳科を学び直す 「自己満足に終わらない 学び手主体の授業」朝倉 喩美子氏

道徳科の基本を学びたい、何か手頃な記事や本はないかな…と思っていたら、

「教育新聞」のお試し無料期間中にこの記事を見つけ、引き込まれた。

www.kyobun.co.jp

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(2)以降は有料会員限定記事です。

 

まだ(3)までしか出ていない。筆者、朝倉 喩美子氏の著書を読みたい、そう思っていたら、

筆者紹介の欄に、明治図書の雑誌「道徳教育」への寄稿があったので、そちらを即読み。1ページ10円とは安いものです!

www.meijitosho.co.jp

 まず、OECDが示したこれからの時代をよりよく生きるためのキー・コンピテンシー(ソフトスキル、能力)の話から入っているところに惹かれた。

これは、学びのプロジェクト化、PBL(Project Based Learning)を行っているアメリカの高校の様子を描いたドキュメンタリー映画、「Most likely to succeed」 にも出てきたもの。私もこれついては過去に書いた。

koukishinousei445.blog.fc2.com

(追記 2020年2月8日にも書きました。)

shochandoeeeesu.hatenablog.com

 

4つのうち1つのコンピテンシーが「考える力(内省力、思慮深さ)」だという。

 これは言わずもがな「道徳性」と大きく関わっていて、道徳科も大きく関わっている。

内省・思慮は、それ自体が主体的な営みである。また、多面的な比較検討を必要とする。個々の内面で行われるこの自律的な営みをより円滑に育てることこそ道徳科の役割であるとし、いかにしてそれを可能とするかについて、12個のポイントを述べている。

 

私にはこのいずれもが重く響いた。

苫野一徳氏の言う、授業を「茶番」にしないようにすることとこれとは重なるものだ。

 

それを具体的には授業でどう実現するか。それを今後の課題としたい。

 

特に、「主体的」「深い学び」

「発問」「吟味する過程」「振り返り」が自分の中に課題意識としてある。

上記の記事の中で言えばこの部分。

 

④価値の自覚=比較検討+自己決定

要約すると、

「価値観の高低の混じった気づきが集まる。それらを比較検討しながら再考する過程を経ることで、自分自身の気づきの幅を広げたり、確信に変えたりすることができる。

終末等では自分なりの帰結した考えを交流させる等の時間的余裕もほしい。」

 

これをどう実現するかだ。