畿央大学 島恒生氏「プラス思考」の道徳授業+普段の指導
昨日、校内研修で夏休みの諸々の復伝があり、
その中で、表題にある 島恒生氏の講義資料がとても心に残りました。
検索すると、ネット上に、その概要記事がありましたので、紹介します。
これまで自分が考えてきたこと、最近自分が学んできたことと重なる部分が多いのですが、ここまで平易にコンパクトに、そして具体例を交えて言語化されていることに感服です。
そして、「喋りすぎない」等改めて自分が授業で実現できていないことを確認することができました。
心に残ったのは、
「ブランコ乗りとピエロ」「雨のバスていりゅう所」を通して考える、「氷山モデル」を用いた発問づくりの解説や、板書例。
そして、具体的なねらいのもち方、書き方。
そして、新たな発想として目を引いたのは、
「プラス思考」。
下の記事でいえばこちら。
これまでは、教師がひたすらしゃべる伝達型の授業に陥りがちでした。その原因のひとつが、マイナス志向の発想です。子どもたちには豊かな心が欠けているから教えよう、身に付けさせようという指導です。学校の道徳教育重点目標も、足りないから、欠けているからの発想で設定していませんか。これでは当然、伝達型になります。
プラス志向の発想に変えましょう。子どもたちが、自分の心の中にある豊かな心を自覚できるようにするのです。…
「今あるものに気づかせる」授業。
その例を先日後輩の授業(しかもルーキーさんの!)で見たばかりだったので、具体的にイメージすることもできました。
こんな授業、自分も創りたいです。
そして、
「今あるものに気づかせる」
これを、普段の生活、生徒指導、学級・学校経営でも大切にしていきたいです。
それが一方的で心に響かない指導からの脱却の鍵になると思います。
それは、氏の言葉「子どもたちに手柄を!」にも繋がりますよね。
学習発表会の指導とも重ね合わせながら考えた研修会でした。