6「ありがとう、りょうたさん」 【個性の伸長】
低学年の内容項目は
「自分の特徴に気付くこと。」
振り返りで、指導書に載っている「友達のよいところを『あなたのよいところカード』に書いて伝え合う」の活動は、それなりの時間が必要となる。
しかも、できればそれを行った後で、気付きを書きたいところ。
「私にもいいところがあった!」
・・・でも、5月に、(しかも4月の半分以上が休校。今後の見通しも立たない。)
友達のよいところ、書けるかな・・・
1年の時に同じクラスだった子のことは分かるかもしれないけれど。。。
まず教師が、全員のいいところを自信をもって言えるかな。。。
もしどの友達も何も書いてくれないという子がいたら、教師が絶対に書いてあげる必要があると思うので、
この教材文は、もう少しクラスが熟してからがいいと思います。
そして、7月?9月?それくらいにこれを学習するとして・・・
とにかく授業前半はかなりコンパクトにしなければ。
読み聞かせしながら挿絵とキーワードを提示し、それぞれの特徴を整理し・・・
その前に、事前アンケートで「①今までに他の人から言われたことがあるよいところ」について尋ねる。
「②自分で思う、自分のいいところ」ではないんだな。
どちらも書かせてみたいけれど・・・
事前では①にとどまり、終末にその他のいいところが、他薦自薦問わず出て広がれるようにすればいいのかな。
「おにごっこがとにかく大好き」等でも十分いいところだと思うから、そういうのも含めて、授業前に比べて広がれば、「自分の特徴に気付く」ことができるかな・・・
そして、道徳科として、教材文で気付かせたいことは、何なのだろう。
2場面で「他の人の特徴が、自分を支えてくれること」、
3場面で「自分の特徴が他の人の役に立つこと、それはうれしいこと」だろうか。
指導要領解説にもある
「自分を取り巻く人々や学校での友人などとの関わりを通して徐々に気付いていったりもする。」
「長所と思われる特徴をよい方向へ伸ばし続けていると、そこからまた別の長所が生まれてくることもある。…」
これについて当てはめてみると、
「りょうたさんの『ていねいさ』は、『やさしさ』になり、『探し物名人』『整理整頓名人』になった」ということだろうか。
発問1、2で端的に「ゆっくりていねい」のマイナス面を整理し、共感を促し、
中心発問の3で、役割演技を通して、価値理解。
「自分のよいところが、役に立つ → みんなうれしい」
「よさが分かると うれしい」
「よさは よさを生む」