休校中に教材研究していた1~7(下記)の授業を終えました。
2年生道徳(東京書籍)1~2の教材研究 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
2年生道徳(東京書籍)3の教材研究 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
2年生道徳(東京書籍)4の教材研究「大すきなフルーツポンチ」 比較・吟味 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
2年生道徳(東京書籍)5の教材研究「いそいでいても」 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
2年生道徳(東京書籍)6の教材研究「ありがとう、りょうたさん」 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
2年生道徳(東京書籍)7の教材研究「わすれられないえがお」 - 多趣味おばちゃん 小学校教員のメモ
以前よりもできるようになったと感じることは、
① 資料と指導要領解説を読み、的確なねらいを見定めること
② ねらいに迫ることができる主発問、補助発問を選定すること(考えなくても分かることはさらっと進める。)人間理解、他者理解、価値理解、一般化を多少なり意識して組み立て。
③ 主発問での話し合いや振り返りの時間を確保するために、活動を精選すること
④ 振り返りの問いを、毎時間、ねらいに応じて変えること。バリエーション。
⑤ 主発問で出た各意見の比較・吟味の方法。
⑥ 実生活と結びつけて考えるための手立て。(得意な児童から引き出し、それを広げる。導入での想起を終末に生かす。等)
⑦ 机間指導での見取り、その後の意図的指名。
⑧ 道徳コーナー(後ろの常時掲示)を時短で作成。すぐ更新。
⑨ 低学年の集中力を切らさない、インパクトある説話。
⑩ 全体的に、急いだ感じがなく、余裕がある。
児童の姿で成長を感じる点は、
① 書く量、質の高まり。
② 発言の量、質の高まり。「同じです。」「もし…」「Aさんと似ていて、…」なども。
③ 板書を手がかりにして振り返りをする児童が多少なり増えた。
④ 役割演技、動作化とその後のインタビューの定着。
自分がまだまだだと感じることは、
① 板書。構造的か否か以前に、文字量(多すぎる)や言葉の質。色使い。
② 揺さぶり発問。
③ 児童が児童の発言につなげて発言する。また、同じでも自分の言葉で発言させる。
④ 児童の発言の板書への生かし方。整理の仕方。
⑤ 児童の授業参加率の向上。全体的に「みんなが知的に楽しい」授業。
⑦ やっぱり振り返り。ねらいに照らした振り返り。まだまだ分からない。
⑧ 自我関与のさせ方。「自分だったら」をあえて使うなら、そのタイミング。
⑨ 人物の心情を問う発問と、そうでない発問の使い分け。
「なぜ」と問う等、外側発問でも、人物批判的にならずに、人物の心情を踏まえた上で自我関与させながら考えを深められるように問うことができる(内側発問的に使う)と手応えを得たので、それを磨いていくこと。
⑩ 葛藤「自分A 前向きな心」「自分B 後ろ向きな心(悪魔のささやき)」の両方をできるだけ全員が考え、さらにそれを話し合いで整理すること。
⑪ 役割演技 同じ子数人が毎回やっている現状打破と、間延びの改善。
上記10のAとBの真ん中で立つ役を設定してみたが、前に出る子が多く、また発言が長くなると、間延びして観衆の集中度が低くなる。その上、教師は板書にまとめづらい。
やはり「間口は狭く」がよいように感じる。特に低学年。
本当はまだまだあるのですが、、、
そして、特に感じているのは、このツイートと重なります。
道徳の授業を「考える」だけじゃなくて「議論する」ところまで到達しようとすると、主発問よりもそのあとの切り返し発問の方が重要だと思う。
— 松村英治@小学校教員 (@EijiMatsu725) 2020年6月17日
主発問が鋭ければ「考える」ようにはなり、そこから「議論する」までいくには、子供たちを揺さぶったり再考させたりするための切り返し発問が欠かせない。
揺さぶり、切り返し一つで、深さが変わる。
さて、明日からも精進します。