「深い学び」とは何か。いかに生むか。3 思考ツール
そして、参考資料として、研修主任から「シンキングツール」「思考スキル」の紹介がありました。
みんな興味津々。
私は、「本もってるから明日もってきます!」と言ったけど、家にない。。。
あ、ゆめタウンで立ち読みして結局買ってないんだ(笑)
私が以前これに関心をもったのは、学テが始まって、いろんなところで「思考力、思考力」と言われて、
「思考力とは何か」「思考力をどう高めるか」
と考え始めたのがきっかけ。
「KJ法」や「イメージマップ」は、総合的な学習の時間が始まった頃(私が教員になった頃)、
盛んに取り上げられましたよね。大学でも習ったし、実際に総合の授業でも主任がやっていました。
(思考の見える化、集団での思考の整理、全員参加のためのツール、という程度で私は見ていました。が、それだけではないですね。後述します。)
そしてここに来て「深い学び」をどう生み出すか、そのツールの1つとして注目を浴びているわけです。
参考↓↓
シンギングツール ~考えることを教えたい~
(具体例も豊富。読み込みたいものがまた一つ増えた。) PDFです。
http://ks-lab.net/haruo/thinking_tool/short.pdf
「これまで日本の授業では(中略)一人ひとりの頭の中にある思考を表出させることの重要性に気づいていなかった」
「あいまいなイメージを意識化」「文章で表現しにくいイメージを断片的でも表せる」「関係に気づく」「単純化・焦点化」
思考ツールが目指すアクティブ・ラーニング~「主体的・対話的で深い学び」の実現~(教育技術×EDUPEDIAスペシャル・インタビュー第5回 田村学先生)
https://edupedia.jp/article/5891ad96fa57e2282a83c89b
具体的な実践は、
春日部市立上沖小学校のサイト
埼玉県指定「考え、話し合い、学び合う学習」推進協力校資料
のところ。
その他、こんなブログ。Eテレの番組紹介も。そういえば見たことある!
父ちゃんが教えたるっ!【プレゼンテーション】思考ツールを使いこなそう!
【プレゼンテーション】思考ツールを使いこなそう! - 父ちゃんが教えたるっ!
・・・改めて見てみると、
「フィッシュボーン図」や「くま手チャート」「PMI」「KWL」「クラゲチャート」「XYWチャート」は、図こそ使わないものの、
「(項目を設けて)箇条書き」という形で、日常でも授業でも使っていますよね。
「マトリックス(表)」は理科や国語で、
「ステップチャート」は理科や家庭科や技術家庭(プログラミング)で、
「ベン図」「座標」は算数・数学で習って、
「ピラミッドチャート」は歴史や生物で、
割とおなじみですよね。
国語で書く「段落構成図」は「ステップチャート」に似ていて、
「人物関係図」は「コンセプトマップ」に似ている。
「感情曲線」は「プロット図」に似ている。
だから、意外にとっつきにくくないのかもしれません。
これを教科の枠を超えてどんどん使っていけるようになると、
思考の深化が進みそう。自分で思考を深化する方法が身に付きそう。
でも、そのためには、私達が普段からこれらを使い慣れていないとできません。
…例の立ち読み以降、私、使っています? NOです。
「ベン図」「表」くらいです。しかも、元々使っていたものです。
壁にでも貼って見えるようにしておこうかな。(そうやっていつも壁が紙だらけ)
Ipadにテンプレを入れておこうか。
いや、結局使いそうにない・・・
かなりの必要感がないと・・・
「ベン図」や「表」、「段落構成図」や「座標」は、それがないと困る、それでないと表しにくいからよく使うんですよね。
「イメージマップ」はそれがあるとイメージが広がったり、自分の思考が視覚化されたりするし、人の思考が見えやすいから使うんですよね。
「項目立て」「箇条書き」で済むものは、それでいいような気がしなくもない・・・
それ以上の価値を感じなきゃ・・・
見つけてみよう。まず、
「PMI」は「プラス」「マイナス」だけでなく「インタレスティング」について書くところがいいところ。
「KWL」は、何かの始まりに「知っていること」「知りたいこと」をとりあえず書けば見通しがもちやすいし、交流すれば互いにそれが分かって計画が立てやすい。
「学んだこと」というのは何か腑に落ちない。評価段階で書くのかな。
理由づけの習慣をつけたいなら「クラゲチャート」
予想する、推論するなら「キャンディーチャート」を使って、
その思考の習慣をつけるのによいかもしれません。
私はまず、本校の「トイレ掃除の問題」をフィッシュボーンで表してみよう。
特活(委員会活動や学活)でも、子どもたちとフィッシュボーンを使ってみようかな。
問題点だけでなく、その原因まで下に書くような習慣がつくかな。
個人的には、この方の「特性要因図」をみんなでマスターして、
遅刻の要因や、料理が下手な要因の分析をしてみたいなあ(笑)
https://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2007/04/19/
感情的に叱るのではなくて、こういうのを基に子どもと一緒に分析して冷静に振り返るのにも
使えると思います!