「あいさつ」の漠然とした振り返りからの脱却
勤務校のチャレンジ目標は「あいさつ・返事でつながろう」です。
児童会主体で様々な取り組みをしたり、年度中間や年度末の振り返りをしたりするのですが、
「振り返り」これが漠然としたものになりやすく、例年課題を感じていました。
改善策の一つとして2月に試してみたのが以下の質問です。
(あいさつのクラス目標に対して)
①自己評価(4段階で) ②クラスを評価(4段階で)
クラスA・B・Cと全校トータルの結果は以下のとおりでした。
棒は左からクラスA・B・C、右の囲んであるのが全校トータルです。
運営委員会と、代表委員会で、これらを提示しました。すると児童は比較してすぐに気付きました。
「自分では『できている』と思っていても、周りから見るとそんなにできていない」
これを基に来年度もこの目標を継続しようとまとまりました。
そして次に、具体的には、「いつ、だれに(どんな状況で)」「声の大きさや、自分からなど」何ができていて何ができていないのかを話し合いました。
さらに、「今年度の取り組みで効果的だと思ったもの」について尋ねると、「あいさつスローガンの設定」「あいさつ運動」「全校あいさつ会議」の順で得票が多い結果となりました。予想どおりです。
しかし、注目すべきは「クラスでの取り組み」の得票がクラスによって開きがあったということです。あるクラスでは0票。あるクラスでは20票というように。
課題と、来年度の方向性が見えてきました。
どのクラスの児童も「自分たちのクラスはこの目標達成のためにこんな取り組みをしています」「この取り組みのここを改善してより効果があるようにしました」と言えるような取り組みができるようにしていきたいものです。
児童の自治性、主体性を生み、活かす、各担任の手腕が問われますね。
それを支える特活部の手腕も問われます。
現場からは以上です。
何かの参考になれば幸いです。