「おれたものさし」東京書籍2年【随時更新】2020/11/23
11月17日の道徳セミナーに向けて、授業の構想を練っています。
この夏休みにも指導案検討会が目白押しです。
指導案に載せたものも、そうでないものも、
発問も、疑問も、所感も、ここに載せて試行錯誤してみたいと思います。
○「よいと思ったことをする」よさ 大切さ
同じテーマで前回学習しました。6月に「わすれられないえがお」。
その時の気付きは「すっきり」「自分の成長になる」「勇気が大切」だったね。
今日の学習では、その気付きがどんなふうに進化(深化)するかな?
(この導入では、他の導入より問題意識が弱いとは思います。検討中です。)
(○代案1 事前アンケートで、「よいと思ったことをする」というのができた場面とできなかった場面を調べると、「友達のいじわるを止める、注意する」ことについて、できたことがある人は(例)50%で、できなかったことがある人は(例)70%だったよ。どうしてだろうね。今日の授業はまさにこれがテーマです。主人公の気持ちになって聞いてみよう。)
(○代案2 6月の学習では、「よいと思うことをする」というのは「謝ること」だったけど、今回はそうではないよ。どんなお話かな。→あえて導入で自分の生活を振り返らないパターン。物語に浸らせる。)
○(範読後)感想は?
・主人公は自分で渡せて、ひろしが助かってよかったと思う。
・のぼるは嘘をついて人のせいに何回もしたから悪いと思った。
→○なぜひろしのせいにしたのかな。・言い返しそうにないから。気が弱そう。
・主人公は、よく渡せたと思う。すごい。
↓
○ 主人公はすごいのか。
・本当は、この前自分がされた時に「ぼくが割ったんじゃないよ。」とはっきり言えるのが1番。主人公はそれができなかったから、すごくない。
(○なぜ、何もできなかったんだろうね。
…それは、急に自分のせいにされてびっくりしたし、訳がわからないし、きっと今回と同様、のぼるの仲間もはやしたてただろうから怖かっただろう。)
・前回、せめて先生に言えば今回のことは起きていなかっただろうに、先生に言わなかったから、よくない。
(○なぜ、先生にも言わなかったのだろうね。
…それは…なぜだろう…大切なことは先生に伝える雰囲気がクラスになかったのかな。言いにくい先生だったのかな。または先生が休んでいたとか。)
・もし言い返されたとしても、それでもいい。というより、今回はそんなことは考える間もなく「思わず」ものさしを突き返したのだ。(それほど「まただ!」「もう許さない!」という思いが強くなった。)
それがすごいと思う。
(→ということは、「思わず」自分で伝えるのと、どうしようか悩んだ末自分で伝えるのとでは、すごさが違うのかな。もし後者だったらすごくないのかな。
…どちらもすごいと思う。人にまかせず、そのままにせず、自分でやったから。
でも、前者の方が、正義感が強い、心が正しい、きれいだと思う。
後者は、自分で怖さを押し殺して伝えることを選んだ、勇気をふりしぼったから、強い心だと思う。)…時間不足。難易度高。
○前回は何もできなかったのに、今回は自分でできたのは、なぜだろう。
・前回は、自分がされた。今回は、友達がされて困っているから。
(→確かに、友達が困っているのにそれを見ているだけというのは心が痛む。どうにかしなきゃ!と思う。そういう時に勇気が出るんだね。
→けれど、それなら、自分が嫌なことをされて困っている時には、勇気が出にくくて仕方がないのだろうか。
・いや、「やめて」等と言えた方がいい。)
・前回は、初めてだった。今回は、のぼるが同じやり方で人のせいにするのを見るのが2回目だったから。「折ったのは自分でしょ」と自信をもって言える。
主発問 ○どんなことを思って、今回、自分でのぼるに伝えたのだろう。
・折ったのはひろしじゃない。
・この前と同じだな。もう、人のせいにするのはやめるんだ。
・もう許せない。
・これはいじわるだ。
・ひろしがかわいそう。
・ひろしの代わりに、ぼくがやる!
○そうはいっても、怖い、言いにくいはずなのに、それでもなぜ自分で伝えたのだろう。
・ひろしがかわいそうだから。
・怖いなんて言っていられない、のぼるを今止めなきゃと思ったから。
(○自分でなくてもだれか他の人が助けてくれるかもしれないよ。
・でも、待っていたらひろしがかわいそう。
・のぼるが人のせいにしていると知っているのは、同じことをされたぼくだけだ。)
(○後で先生に言うという方法もあるよね。このクラスでもそうする場合が結構あるよね。
それよりも、「自分で伝える」ことは、どんなところがいいのか。よさは何だろう。)(難しいか・・・)
・気が弱いと思われない。
・繰り返さない。
・すっきりする。
・自分がよいと思ったことをしたから、後悔がない。
・自分を信じて行動できた自信がつく。
(下の方の※に続く)
(★主人公の立場と、ひろしの立場と、のぼるの立場と、仲間や周りの子の立場と…分かれて考えてみる?いや、時間がない。)
【2020/08/21追記】
○もし、自分で伝えなかったら、どうなっていただろう。
・誰かが先生に言う ・またのぼるが悪いことを繰り返す
・ひろしはおびえながら過ごす ・ひろしを後から慰める
○主人公は、自分で伝えて、伝わって、どんなことを思っただろう。
・よかった! ・ほっとした ・すっきり
【2020/08/22追記】
○そもそも、この話には、「のぼるが物さしを折った」とは書かれていないよね。本当にのぼるが折ったの?
・前にも、自分が割った下敷きを「ぼく」のせいにしたことがあるから、今回もきっとのぼるがやったと思う。
※○「自分で伝えてすっきりした」というけれど、実際には、言い返されることだってあるよね。それでも「自分で伝えてすっきり」と言えるのだろうか。
・言い返されても、自分は間違っていない。だから胸を張って過ごしていける。
・先生や友達もわかってくれる。
○振り返り
これから先、自分でよいと思ったことができない場面があるかもしれない。その時の「自分へのメッセージ」を書こう。
代案○自分で言えるようになりたい?なりたい度(1~5)は? (・・・検討中)
・私はなりたい!5! やっぱりかっこいいから。自分たちで止めた方がいいから。
・ぼくは…無理かも。でも、なりたい。4。
・私は先生に言えばいいと思う。その方がもめごとにならない。2
【2020/08/24更新】
疑問:教師の説話は 必要か。
話すとしたら・・・
例 先生も、保育園の保護者の集まりで、「今はもうちょっと静かにしましょう」と言えなかったことがあるけど、今度同じようなことがあったら言おうと思う。
【2020/10/26更新】
shochandoeeeesu.hatenablog.com
追記2020/11/23
研究授業、終わりました!