2年「『かむかむメニュー』」東京書籍 学活的?
【節度、節制】です。
学活的な授業になりました…
子どもたちはものすごく自分ごととして捉え、始終真剣だったし、話し合いも活発だったのですが…
テーマ【けんこう】
導入「けんこうって何?」
「けんこうにいいと分かっていても、なかなかできないことは?」
早寝 ゲームをしすぎない 姿勢 勉強(?) などなど
基本発問「主人公は、悪い夢を見たとき、どんなことを思っただろう」
気持ち悪い 破裂する! 死にそうだ よく噛まずに食べたからだ 今度からはよく噛むよ
主発問兼揺さぶり「でも、よくかまなかったせいでお腹が破裂した話は先生は聞いたことがありません。だから、少なくとも先生は、今日の話では、よく噛もうとは思えない。また速く食べてしまいそう…。
健康に気をつけて過ごせる『こつ』は何だろう。」
C「つまりやすい」「痛くなりやすい」「歯やあごが強くなる」「『味がよくわかる』って書いてあるよ」
T つまり、「『噛むよさ』をもっと分かる」ということだね
C「忘れないように、書いて貼っておく」
「がんばる。努力する。」
「他の人が『よく噛もう』と注意する」
T なるほど、よさを分かっているけどつい忘れてしまう場合は、そうすればいいね。
そして、教師の説話として、「そういえば、噛んだら少しの量でもお腹いっぱいになるから、太りにくいとよく言われている。私は最近お腹まわりがブヨブヨになったから、よく噛まずに食べようとしたら『噛めば太りにくいよ』と思い出そうと思います!」
と話しました。
・・・すると、子どもたちは食い入るように聞いたのです。授業終盤で集中力の切れかけている子も「先生、机に書いて貼っとき」等と言う(笑)
教師の説話の威力、半端ないです。
これは、今後の授業、そして道徳セミナー公開授業でも積極的に取り入れたい!
指導案には入れていないけれど・・・
振り返りは「今日の授業を通して、自分にとって大切だと思ったこと」を書く。
そして、先週から始めた下の2項目を三段階で自己評価
①いろいろな意見を聞いて考えたか(☆マークの中に◎○△を書く)
②自分のこととして考えたか(♡マークの中に◎○△を書く)
「噛むための対策」のアイデア出しのようになったのが「学活のような授業」と感じる理由です。
そうでないようにする代案は思いつかないのですが、
例えば、
主人公が、よく噛んで食べるようになった後で、先生に褒められ、「味がよく分かる」と新たな「噛む良さ」に気付いたところに着目し、
「よく噛んで食べない悪さ」を知る
→よく噛んで食べる
→そのうちに新たな「噛む良さ」に気づく
→より一層「よく噛もう」と思える
ということに気づかせ、
生活の具体的なこと(導入の発問に対して出た意見など)を、それに当てはめて考えてみる、というのはいかがでしょうか。「やってみるとさらによさに気づく」ということに当てはめて考える。
・・・2年生には少し難しいですかね。
悩みながらも楽しんでいる現場からは以上です。