2年「まいごになった赤ちゃんくじら」【自然愛護】
備忘録
1 体育の後の空腹の4時間目。ぼーっとしたり、寝たりする子がいました。。。反省。
2 それでも、終末で、私自身が撮影した「生き物、自然ってすばらしい、やさしくしたい」と思った場面の写真を見せると、子どもたちは一気に身を乗り出し、「僕もね、・・!」と盛り上がりました。
今後も、「『自分の日常を振り返る』前に、教師の説話で写真等を見せながら教師が自己開示して例を示す」ということをしていきたいです。
3 葛藤がない教材文をどう使うか、悩みました。
導入、終末を長めにしました。
T「生き物・自然にやさしくする」って、どういうこと?
C 大事にすること、好きになること
T 大事にするって、例えば、どんなものに、どうすることだろう?
C ・・・
T 生き物って、例えば、何?
C カブトムシ、カミキリムシ、ちょう、犬、・・・
T では、自然って例えば何?
C 森、山、川、海、木、花、草、 地球! 宇宙!
T ではそれを大切にするってどういうことだろう。
C 絵を描く 切りすぎない とりすぎない ごみをすてない
T このお話を描いた人、越智さんは、水中カメラマンで、こんな写真を撮った人だよ。自然が好きなのかな、好きではないのかな。
C 大好き。
T こういう生き物や自然の写真を見たら、みんなはどんな気持ちになるの?
C すてき 感動!
T ということは、絵もだし、写真を撮る仕事も、「自然を好きに」「大事に」するということなんだね。
では、このお話の中から、生き物や自然を大事にする気持ちを探してみよう。
(朗読)
T あれ?「生き物にやさしい仕事」って言っていたけど、
越智さんがボートで近づいたから赤ちゃんくじらがついてきてしまって迷子になった。だから、越智さんって、「生き物にやさしく」ないのでは?
C う~ん・・ いや、やさしいところもある。(挙手 半々)
T 赤ちゃんくじらが迷子になったことに気付いた越智さんは、どんなことを思っただろう。ワークシートに書いてから話し合う。
C まずい! 死んでしまうかもしれない! 早くお母さんを見つけないと!
責任をとらないと。
(「協力して!」は、書いていた子がいたけれど、私の見取りが甘く、発表できなかった。)
T 無事にお母さんクジラと会えた赤ちゃんクジラを見た時、越智さんはどんなことを思っていただろう。
C 会えてよかったなあ ほっとした 赤ちゃんうれしそうだなあ お母さんも嬉しそうだなあ 死ななくてよかった
(T 「生き物にやさしくする気持ち」は、このお話にあったかな? どこに?
C 越智さんの、助けよう!という気持ち。
他の船の人たちの、助けよう!という気持ちも。
・・・この発問を失念していた。反省。)
T 「生き物・自然にやさしくする」って、「死なせたくない」「助けたい」という気持ちをもつということなのかもしれないね。
説話・振り返り
T みんなもそういうことがあったかな。
先生はね、ついこの間、あったよ。
(うさぎの赤ちゃんの写真、家から撮影した夕焼けの写真を見せる。)
夏休みにうさぎの世話をしに言ったら、生まれたての赤ちゃんがいてね・・・
どうにか生きてほしいと思って、でも、触ったら親うさぎが嫌がるから、見守った。
ラビットフードより好物な葉っぱをつんできた。親うさぎがうれしそうに食べる姿を見て、「たっぷりおっぱいをやるんだよ」と思った。大切にしたいと思った。
「自然」でいえば、家から見えた夕焼けがきれいで感動した。上は夜の藍色で、下に行くとオレンジで、山の陰が黒くて。空ってすばらしい、きれいな空を大切にしたいと思った。
みんなもそういうことがあったかな。ワークシートに書こう。
または、これから、こんなふうにしていきたいということを書こう。
C せみを逃してあげたよ。
今度は、弱る前に、虫を逃してあげたいと思った。
魚がきれいだと思った。
自然がすきになった。