同じ内容項目で学びを深めていくには
子どもの姿を見ていて、道徳授業にも算数のような「積み重ね」があるといいなあと感じることがあります。
一昨年、1年生を受け持ち、壁面に「道徳コーナー」という掲示(授業記録)を作っていくということを全校での取り組みの一つとして行っていたのですが、
今ひとつそれが活用できなかった、というのが、大きなきっかけです。
その後、新しい研修主任のもとで受けた研修で、
「同じ内容項目が年に2つあったら、2つ目は応用的なものとして、NHKの動画のようなものを活用するという手もある」ということを学び、「もやモ屋」と「Q」をみんなで視聴したことが心に残りました。
本年度2年生では、帰りの会などで、何回かその「道徳コーナー」について子どもたちがつぶやくのを聞き、その活用の手応えが多少なりあります。
11月に予定している道徳セミナーの公開授業でも、本年度では2回目の【善悪の判断】の授業ということで、そのあたりを意識した指導案にしています。
しかし、導入での活用も、終末での活用も、しっくり来ません。先月末の受指導でも、代案を、とご指導していただきました。
とりあえず、その教材のことばかり考えるよりも、広く他の教材での授業を考えていこうと切り替え、ふと見つけたのがこのページです。
東京書籍
例えば【親切、思いやり】では、
1つ目の教材では,自分よりも相手を優先して親切にすることについて考え、
2つ目の教材では,親切にすることはみんなの幸せにつながるということを学び、
3つ目の教材では,親切にするときに「相手の立場を考える」ということを学びます。
朱書きの指導書を読まなくても、
以前の教材文、場合によっては前学年の教材文を読み、
それとの違いに目を向ければ、自ずと本時のねらいが定まり、「積み重ね」ができる気がします。子どもたちも相違点や類似点に気付きそうです。
これを踏まえて、【善悪の判断】などその他の内容項目や教材についても考えていきたいと思います。
shochandoeeeesu.hatenablog.com
とりあえず本日はここまでです。