道徳的価値の構造
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/research/cooperation/sidouan/yamashita/h26sidouan/doutoku2nenn.pdf
注意を聞くよさは(1―(1) 節度・節制,自立)
資料名「どっきりしたこと」(学研教育みらい2年)
こちらの中に、「道徳的価値の構造」というものがありました。
実践を阻む要因
a 自分本位な考え(自分がしたいことをする)
b 自己弁護(自分は注意をよく聞き入れる)
c 思慮不足(周りのことを考えない)
d 意欲の欠如(注意を聞き入れたくない)
e 無関心(注意が気にならない)
f 好悪の判断(人によって注意を聞く)
↓↓葛藤↑↑
道徳的実践を支える考え方や感じ方
対自分
ア 相手の注意を聞くことができる自分が嬉しい。(自分の喜び)
イ 注意を聞くことのよさが分かる。 (よさの自覚)
ウ 自分が成長できる。 (自己の成長)
対他者
エ 他者から認められる。 (他者からの称賛)
オ お互いに注意を聞くと信頼し合える。 (他者との共感)
カ お互いに気持ちよく過ごせる。 (お互いの喜び)
対社会
キ みんなを困らせないですむ。 (望ましい集団の形成)
ク みんなが注意を大切にできると気持ちがいい。(集団の喜び)
ケ 相手の意見を聞き合う学級になれる。(望ましい学級の形成)
↓↓↓
①他者からの注意を大切にできる(思慮) 心構え
②意見を聞くことができる(受容)
③自分本位な行動と分かる(自覚)
④注意を聞ける自分になれる(成長)
⑤互いの注意を聞き合える(協調)
⑥仲間と信頼し合える(共感)
⑦他者が喜ぶ(幸福)
⑧過ごしやすい集団になれる(望ましい集団の形成)
端的な言葉で表し、分類整理するよさ、そして、このような捉え方があるのだということに驚きました。
すぐには真似できないと思いますが。。。
構造的、論理的、網羅的に考えられるようになりたいです。
余談ですが、
こちら↓を見て、内容項目の(1)は、以前は【節度、節制】だったのだと知りました。
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/shou/dotoku/docs/cos10_btv01.pdf
道徳科 新旧対応表
個人的には今の指導要領の方の理念に賛成です!Aー1はやはり【善悪の判断、自律、自由と責任】ですね!他のどんな価値も、判断力と実行力、自律がないと行えないから。